研究開発

研究開発の内容と成果

ヒストンの翻訳後修飾がヌクレオソーム構造に与える影響の解析
 〜分子動力学シミュレーションによる研究〜

【報告日】2016/9/9 ポスト「京」重点課題1 第1回ワークショップ

   サブ課題B 池部 仁善(量子科学技術研究開発機構 生体分子シミュレーショングループ)
核内DNA-タンパク質複合体(ヌクレオソーム)を構成するヒストンタンパク質の末端領域、ヒストンテールへの翻訳後修飾は、転写などのDNA機能制御において重要な役割を果たしている。本研究では、分子動力学シミュレーションの一種であるALSD法を用い、翻訳後修飾(アセチル化)の数、修飾パターンの違いが、ヒストンテールやヌクレオソームの構造に与える影響について解析した結果を報告する。

【図】アセチル化によるヌクレオソームの構造変化
ヒストンテールのアセチル化はヌクレオソームの構造変化を引き起こし、遺伝子発現を活性化する



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